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黒釉銹斑盞(河南天目)

北宋〜金(12世紀)
口径 15.0 cm 高 5.9 cm

来歴

壺中居.




Northern Song - Jin dynasties
Mouth Dia. 15.0 cm H. 5.9 cm

PROVENANCE

Kochukyo.






鋭い造形が魅力の黒釉銹斑の盞です。北方で焼かれた河南天目という部類に属し、極めて上質の白い胎土からも、上手の作品であることが窺えます。窯は当陽峪窯と目され、当陽峪はかなりの技術を有した窯で、黒定や柿定と云われてきた定窯系の作品の多くは、この窯の作品ではないかと云われています。

小さく引き締った高台から直線的に立ち上がった器形が秀逸で、北宋的な要素を多く含んだ形状です。外側を赤茶色に内側を黒を主体とした色調になるよう施釉されており、それが洒脱な印象をあたえます。

高台裏に貼られたシールより欧米のオールドコレクションであったことが想像されますが、誰の蒐蔵品であったかは分かっていません。しかし、オールドコレクションらしい筋の良さは感じられ、宋磁に興魅のある方にはぜひともお手に取って頂きたい一品です。