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黒釉青白斑文壺

中唐〜晩唐(9世紀)
高 19.7 cm 胴径 14.8 cm

来歴

繭山龍泉堂, 東京, 1970年代.




Mid - Late Tang
H. 19.7 cm Dia. 14.8 cm

PROVENANCE

Mayuyama & Co., Ltd., Tokyo, 1970s.

 






中唐から晩唐頃に作られた、黒釉の瓶です。深い漆黒の地に、複雑に変化する蒼白い斑文が映えて目を惹きます。抽象絵画のようなセンスも感じられ、鑑賞の見どころとなっています。

この時代に発生した藁灰釉を用いて青く呈色させる技法は、中国では「花釉」、日本では「海鼠釉」と呼ばれています。河南省魯山窯をはじめ諸窯で製作されており、唐以降の新しい加飾技法として注目されます。また、この青を求める加飾技法は、後代の鈞窯の澱青釉との関連性も想起され、華北地域での継承関係も考えられます。学術的な側面も有した興味深い作品です。

1970年代に龍泉堂で扱った品物で、その当時の箱が付随しています。