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黒釉把手付盂

北宋〜金(11〜12世紀)
高 7.7 cm, 胴径 6.9 cm

所載

『第五回東美特別展 東京美術倶楽部一階十一席 中國古陶磁展覧図録』繭山龍泉堂, 1972年, 図版40.




North Song–Jin dynasties
H. 7.7 cm, Torso Dia. 6.9 cm

LITERATURE

The 5th Special Tobi Art Fair at Tokyo Art Club, Chūgoku Kotōji Tenran Zuroku, Mayuyama & Co., Ltd., 1972, pl. 40.






SOLD

小ぶりで愛らしい黒釉の壺です。一際目を惹くのは捻られた把手でしょう。植物を撚り合わせた籠のようなものをモデルにしていると思われ、面白い意匠となっています。黒釉は不均一に流し掛けられ黒色と褐色もまばらになっていますが、それがかえって景色として飾り気のない魅力となっています。

宋代から元代にかけて、華北一帯で「河南天目」と総称される黒釉磁が量産されました。本作はやや灰色がかった胎土ですが、中には白みの強い土のものや肌色のようなものもあり、窯の特定が難しいほど非常に広範囲で多種多様な器形が焼造されています。その多くは実用的なもので、実際の生活に使用されたと思われます。

本作は1972年に開催された第五回東美特別展に出陳された来歴もあり、小品ながらも筋の良い雰囲気を醸し出しています。様々な方にお勧めできる一品です。