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青花鳳凰文壺

朝鮮(19世紀前葉)
高 39.3 cm 胴径 33.4 cm

来歴

繭山龍泉堂, 1970年代.




Joseon dynasty
H. 39.3 cm Torso Dia. 33.4 cm 

PROVENANCE

Mayuyama & Co., Ltd., Tokyo, in 1970s.






雲間を優雅に飛翔する鳳凰を青花で描いた壺です。濃淡を自在に用いた奔放な筆致からは、熟達した技量が感じられます。この鳳凰の大らかな存在感がまず目を惹きますが、本作のさらなる魅力は、白磁のプロポーションの良さにあると云えます。直線的に高く立ち上がった首は19世紀前葉の特徴を示しますが、緩やかにかつ力強く張り出した肩部、そこから一気に裾部へと引き締るラインは朝鮮時代の立壺に通底する理想的な美しさを持っています。

李朝の青花は明王朝の影響下に生まれ、中国的な要素を取り入れながら発展して朝鮮陶磁の一角を占めます。17世紀後葉から18世紀の初め頃にいわゆる「秋草手」と呼ばれる、広い余白、自然で風雅な絵付といった朝鮮的な美質を有した作例が完成します。本作の作られた19世紀頃には生産量も増大し、実用的な器物や文房具など、多様な作例が知られています。