マユヤマオンラインコレクションロゴ
Loading...

青磁蓮弁文鉢

龍泉窯
南宋(13世紀)
高 7.4 cm 口径17.0 cm

Longquan wear
Southern Song dynasty (13th century)
H. 7.4 cm Mouth Dia. 17.0 cm




SOLD

南宋時代に龍泉窯で焼成された青磁鉢です。外側面に篦彫り(刻花)の技法で蓮弁文が立体的に表現され、凹部に溜まる釉薬の美しいグラデーションが見られます。高台内と畳付は露胎となっており、龍泉窯の特徴でもある胎土の鉄分が酸化して赤黒く発色している様子が見て取れます。

五代・北宋期には新興の窯だった龍泉窯の青磁は、南宋期に入ると質量ともにし勃興し、海外へも盛んに輸出されました。日本にも盛んに将来していたことは、様々な遺跡から大量に発見されていることからもわかります。本品にも古色のある木箱と更紗が付随しており、長く大切にされてきたことがうかがえます。