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青磁四方水盂(仿哥窯)

清時代初期(18世紀)
高 2.9 cm 一辺 6.3 cm

Early Qing dynasty
H. 2.9 cm L. 6.3 cm




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宋代の青磁の名窯として知られる哥窯を、清朝の時代に模倣した文房具です。文房具の一種で水を入れておく水盂と思われ、小さな匙を用いて硯に水を移したのでしょう。円穴方柱の器形は、中国古代の玉で作られた祭器である「(そう)」に範をとったもので、博古学に精通する文人趣味が感じられます。

表面を覆う嵌入は、黄味を帯びた細かなものと、濃い黒系の大きな貫入が複雑に絡み合っている点が特徴で「二重貫入」と呼ばれます。これが落ち着いた灰青色の青磁上の、文様ならざる文様となって魅力的な趣があります。

裏を見ると高台が非常に細く繊細に作られていることが分かります。清代の倣哥窯は、高台がより太く作りの甘い作例も多くありますが、本作の高台の精緻さは宋時代の南宋官窯などを想起させるような素晴らしい出来を示しており、作品の見どころとなっております。