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青磁刻花垂葉文有蓋瓶

龍泉窯
北宋末〜南宋初(11世紀末〜12世紀前半)
高 24.7 cm 胴径 13.5 cm

来歴

Gustaf Hilleström旧蔵.


出展

「Kina som Hobby, Gustaf Hilleström Samling」Far Eastern Museum of Antiquities, ストックホルム, 1968年.


所載

William Watson『Tang and Liao Ceramics』Thames and Hudson, 1984年, p. 88, pl. 57.




Longquan wear
Late Northern Song–Early Sothern Song dynasties (Late 11th–First Half of 12th centuries)
H. 24.7 cm Torso Dia. 13.5 cm

PROVENANCE

Gustaf Hilleström Collection.


EXHIBITED

Kina som Hobby, Gustaf Hilleström Samling, Far Eastern Museum of Antiquities, Stockholm, 1968.


LITERATURE

William Watson, Tang and Liao Ceramics, Thames and Hudson, 1984, p. 88, pl. 57.






SOLD

龍泉窯で焼成された蓋付の瓶です。丸く張りのある胴部に短い頸、盤状の口縁が付き、高台内を除く器体全体にオリーブグリーン色の釉薬がかかっています。ドーム型の蓋には愛らしい表情の犬型紐がついています。

本作のような有蓋瓶は北宋期龍泉窯の典型的な器形の一つで、大英博物館のSir Percival Davidコレクションに所蔵される「元豊三年 (1080)」の紀年銘のある有蓋瓶から、当初、穀物やお酒などの供物を入れる祭器として作られていたことがわかっています。アシュモリアン美術館蔵の類例作品をあわせて見てみると、もともとは越州窯で作られていた器種が龍泉窯に引き継がれたという変遷がよくわかります。本作は、越州窯の強い影響を受けて開窯したという龍泉窯の出自を表す興味深い作品であり、初期龍泉窯ならではの原初的なダイナミックさを愉しめる稀少な一品で、1968年にストックホルムのFar Eastern Museum of Antiquitiesで開催されたGustaf Hilleströmコレクション展に出品、1984年刊行の『Tang and Liao Ceramics』所載という来歴も、初期龍泉窯の作品の貴重さの証左とも云えます。