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青銅猿形帯鉤

前漢(紀元前3〜1世紀)
長 4.8 cm

所載

『中国美術展シリーズ1 漢代の美術』大阪市立美術館, 1974年, 図版. 2–128.




Western Han
L. 4.8 cm

LITERATURE

Chūgoku Bijutsuten series 1: Kandai no Bijutsu, The Osaka Municipal Art Museum, 1974, pl. 2–128.






SOLD

前漢時代に造られた青銅製の帯鉤(たいこう)です。戦国末から前漢にかけて様々な動物形の帯鉤が造られたといわれており、本作はそういった時期の作例にあたると考えられます。

極めて珍しい作品といえ、1974年に大阪市立美術館で催された『漢代の美術』にも出展されていて、小さいながらも印象に残る慶作として珍重されてきました。

よく観察すると微妙な凹凸で繊細に猿の形状が表されており、小品ながら立体的に造られているのがわかります。左手を斜め上に伸ばし手首を曲げ、木か何かを掴んでいる様子にも見えます。実際はベルトのようなものの留め具に用いられたもので、左手部分がフックの役割に使用されていたと思われます。

龍泉堂でも初めて扱うタイプになります。数が少ないというだけでなく、猿の姿に愛嬌があり、机上など身近に置いて愉しみたくなる作品です。

猿をモチーフにした古美術品は、元来たいへん人気があり、東京国立博物館蔵の猿形埴輪など蒐集家垂涎の的になっています。猿のモチーフは人気があるにもかかわらず、点数が極めて少ないので、より一層コレクターの琴線を刺激するのかもしれません。