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青銅鍍金菩薩立像

初唐〜盛唐(7〜8世紀)
高 9.6 cm(台含まず)

来歴

井上恒一(1906〜1965年)旧蔵.




Early Tang–High Tang
H. 9.6 cm (not including the stand)

PROVENANCE

Inoue Tsuneichi (1906–1965) Collection.






SOLD

唐時代前半に造られた青銅鍍金の菩薩立像です。六朝から唐にかけて、仏教の伝播と普及に伴い、多くの小型の仏像が造られました。本品はそういった中の一つと考えられ、量産的傾向が強い唐の鍍金仏のなかでは、秀逸な作ぶりを示しています。

腰をくねらした菩薩の様式は、元はアジャンターの壁画に求められ、中国でも初唐ぐらいから発展していったと考えられます。本作は、胴から脚部を比較的長くとり、身体にS字の曲線をつけることにより流麗な雰囲気を表出するのに成功しています。小さいながらよく造り込まれているため、写真で拡大しても小ささを感じさせません。

多くの知識人や文化人との交流もあった名蒐集家の井上恒一(1906~1965年)の蒐集品で、ながく大切にされてきたものです。六朝~唐の鍍金仏は、四、五年前より急激に価格が高騰したため、なかなか高品質の作品をご紹介できないのが現状です。お気になる方は是非ともご検討下さい。