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黄花梨筆筒

清(17〜18世紀)
高 13.4 cm, 口径 14.0 cm

Qing dynasty
H. 13.4 cm, Mouth Dia. 14.0 cm




清時代に作られた黄花梨製の筆筒です。黄花梨は、二十世紀初頭にほとんど取り尽くされたといわれており、またワシントン条約により、現在新たに伐採することはできません。そのため黄花梨の製品は高騰を続けており、とくに家具に関しては数千万円という値がつくことも珍しくありません。

本作はそのような黄花梨を贅沢に使い、底板までを一体型で掘り出したのち、底板中央部のみをくり抜き、別に削り出した円盤状の板を嵌めこむという手の込んだ作りをいています。全体の形状はわずかに内側にテーパーがかかっており、それにより品のよい器形に仕上っています。琥珀色の色調に木目もたいへん美しく、場所によって表情が異なり、鑑賞していても飽きがきません。清朝の貴族達が黄花梨に凝ったのも、そういった木目の美しさと品のよい色調にあったのだと思われます。