マユヤマオンラインギャラリーロゴ
Loading...

夾彩七夕文碗 一対

景徳鎮窯
大清道光年製(1821〜1850年)
各:高 6.4 cm 口径14.9 cm

来歴

Karl Wilhelm Gerdhem(1868〜1932年)旧蔵.




Jingdezhen ware
Daoguang mark and period
H. 6.4 cm Mouth Dia. 14.9 cm (each)

PROVENANCE

Karl Wilhelm Gerdhem (1868-1932) Collection.




価格はお問い合わせください
Please contact for price

華やかな夾彩(きょうさい)が目を惹く碗です。夾彩とは、粉彩顔料を用いて器面の地の部分まで塗りつぶす技法を指し、乾隆期に登場しました。塗りつぶした顔料に針で文様を掻いた例も多く、本作でも丹念に唐草文が表されています。

夾彩に彩られた外面には四方に窓を設けて牛郎織女(七夕)伝説を題材とした図が描かれています。両側面には天の川に掛かったカササギの橋上の牛郎(彦星)と織女(織姫)、正面の楼閣中に仲睦まじい2人の姿と、それを見守るかのように織女の父たる天帝の象徴・北斗七星が輝きます。このように濃密な外面にたいして、内面を青花単体の三友図と四季の花々で飾った対比も鮮烈です。

乾隆以降衰退に転じる清朝陶磁ですが、道光官窯には少数ながらも盛期を彷彿とさせる水準の製品が見受けられ、正に本品が該当します。華麗で精緻な清朝磁器の魅力溢れる作品です。スウェーデンの電話線技師Karl Wilhelm Gerdhem(1868~1932年)の旧蔵品で、20世紀初頭に中国へ派遣された際の蒐集と考えられます。