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彩陶双耳壺

新石器時代 馬家窯文化
幅37.8 cm 高35.4 cm

Neolithic, Majiayao Culture
W. 37.8 cm H. 35.4cm


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彩文土器の中で馬家窯文化に属する半山類系の作品を総称してアンダーソン土器と云います。アンダーソンとはこの種の土器を初めに発見したスウェーデン人のアンダーソン博士からとられた名称です。

アンダーソン土器には幾つかの形状がありますが、本作はその中でも代表的な器形の一つで、長い首が付いているタイプになります。首の付いている物は付いていない物に対して比較的少なく、かつ首の部分が生きている物となるとさらに少なくなります。本品は状態は極めて良好で、大きな補修等はありません。唯一、肩の部分に一ヶ所、焼成時に出来た凹みがあります。

アンダーソンの魅力は、なんと云ってもその文様と器形のエネルギッシュさにあります。まるで銀河の胎動のような渦文様は、膨大なエネルギーを感じさせ、小さな高台から逆三角形に張り出した胴部と肩は、はち切れんばかりの爆発性をも感じさせます。本作はそういった魅力を十分に備えており、古代の土器の良さを深く味わって頂けると思っております。

アンダーソン土器も、その他の古代の土器と同様、1980年代後半から90年代に多くの新出の出土物が市場へと流入してきましたが、戦前期の出土品はそういった物とは趣を異にしており、わりあい薄作りで軽いのが特長です。本品には1970年代の来歴が付随しておりますが、出土は戦前期であると思われます。中国陶磁の古代で、極めてモニュメンタルな作例であるアンダーソン土器、コレクションの巻頭を飾るのにふさわしい一品です。