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黄釉加彩女子俑

初唐(7世紀)
高 21.8 cm

来歴

Mary F. Willard(Chicago College Club所属)旧蔵.
The Art Institute of Chicago, シカゴ, に寄贈, 1956年.




Early Tang
H. 21.8 cm

PROVENANCE

Mary F. Willard of Chicago College Club Collection.
Gifted to the Art Institute of Chicago, Chicago, in 1956.






SOLD

古代中国では死後の世界でも生前同様の生活を送ると考えられたため、墓中に仕える宮女の俑が多数作られました。唐代の女子俑といえばパンクーニャン(胖姑娘)と呼ばれる豊満な女性像が思い浮かびますが、隋から初唐の女子俑は北朝から引き継がれた美意識に則って、すらりと上品な宮女として表現されています。

全面に掛けられた黄白釉は艶やかで、濃厚に見える釉調は非常に華やかな印象です。この黄白釉は釉の固着が甘くて剥落の見られるものが多いなか、この女子俑の特にデコルテの部分などは往時の美しさを保っています。また微妙な目鼻立ちの凹凸、衣紋の表現の柔らかさは自然で好ましく感じられます。型で成形されるために同種の作例は散見されますが、この良し悪しが俑の鑑賞的な差となります。

1956年にシカゴ美術館に寄贈されたことが分かる来歴が付随している点も貴重です。オールドコレクションの落ち着いた雰囲気があり、座右で愛でて頂きたい一品です。