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青白磁高足杯

景徳鎮窯
北宋 11~12世紀
口径 13.1 cm 高 7.8 cm

来歴

Warren E. Cox, ニューヨーク, 1920〜30年.
Brooks & Dorothy Cofield旧蔵.




Jingdezhen ware
Northern Song dynasty
Mouth Dia. 13.1 cm H. 7.8 cm

PROVENANCE

Warren E. Cox, New York, 1920 - 30s.
Brooks & Dorothy Cofield Collection.






HOLD

景徳鎮窯にて焼成された青白磁、いわゆる影青(インチン)と呼ばれる作品です。北宋期らしい漆を模した器形で、器胎は薄く、高台にいたってはそれが顕著に表れています。北宋最盛期の青白磁は、器胎の薄さと末端部分の鋭利な処理に特長があり、とくに口縁部や高台、水注の注口などにおける神経の集中は特筆すべきものがあり、ここに北宋期の成熟した士大夫層の美意識を濃厚に見ることができます。

釉色は上質の呈色を示しており、白に近いごく薄い水色と、溜った箇所の淡青色がたいへん美しく、大きな見どころになっています。状態は口縁部にニュウが二本と見込みに多少のスレがありますが、大きな直しなどはありません。

影青は1990年代以降、大量の出土品が出回ったため、よしあしの判断が難しい分野の一つになってしまいましたが、第二次大戦前に出土もしくはそれ以前より伝世していた作品には、どことなく古格があり、そういった近年の出土品とは趣を異にしています。本品は、Warren E. Coxギャラリーの扱いで、同ギャラリーが1928~1931年にNew York Madison Avenueに店舗を構えていたときに販売されたものです。Warren E. Cox(1896?-1977)は学者肌の人物で、1940年代には中国陶磁に関する本も執筆しています。