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紅釉筆筒

景徳鎮窯
清(17〜18世紀)
高 14.0 cm, 口径 11.7 cm

Jingdezhen ware
Qing dynasty
H. 14.0 cm, Mouth Dia. 11.7 cm




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筆を立てる筆筒は、文房具としての実用的な面だけでなく、卓上の装飾品として様々な趣向を凝らしたものが作られました。材質も、木竹、青銅、玉、そして本作のような陶磁器など多種多様です。

銅を用い高火度で焼成することで得られる紅釉は、発色が不安定なために使用が難しい釉薬でした。清朝に入ると、技術の発展に伴い安定した色釉が得られるようになり、多くの作品が作られるようになります。本品は特に紅の発色が濃く、強烈な印象を持つもので、欧州では「牛血紅」と呼ばれています。単色の陶磁器と雖も、その色には微妙な濃淡のグラデーションがあり、豊かな表情が感じられます。高台際には、陶土に含まれる鉄分が焼成によって朱色に発色した部分が看て取れます。これを擦り消したものも多い中で、自然な色味が残る点も鑑賞に値するものです。