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三彩印花花文方盤

遼 11世紀後半
幅 12.7 cm 高2.6 cm

来歴

G. F. Giaquili Ferrini旧蔵.
Frank Caro, Successor to C. T. Loo.




Liao dynasty
W. 12.7 cm H. 2.6 cm

PROVENANCE

G. F. Giaquili Ferrini Collection.
Frank Caro, Successor to C. T. Loo.




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北宋時期に、その北辺にあった国が遼です。遼は中華の影響を受けつつも、独自の文化を発展させました。本品は、磁州窯系との関係の深さが考えられる三彩技法によって焼成されています。磁州窯で焼造された三彩は“宋三彩”と呼称され、遼の窯により焼成されたものを“遼三彩”と云います。本作はそんな遼三彩の中でも、最もスタンダードな器形の一つである花文の方盤です。おそらく金属器を模したと思われる器形は遼独自のもので、白磁でも同様のものが作られていたのを見ると、当時の遼では大変に人気があった器形のようです。

本品の釉色は他の同様の作例よりも色が鮮やかで、とくに緑釉部分の色調は美しい淡緑色を呈しているのが特長です。過去扱ってきた遼三彩の方盤の中でも、釉調は最上の部類に入ります。状態は見込みに焼成時に出来たひっつきと、縁がとも直しになっている箇所がいくつかあります。 

老舗古美術商のC. T. Loo.で修業したFrank Caroの取り扱いの後、イタリア人蒐集家G. F. Giaquili Ferriniに納まったと考えられます。