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茄皮紫釉暗花龍文盤

景徳鎮窯
清 康熙在銘(1662〜1722年)
高 4.6 cm, 径 25.2 cm

来歴

Edward T. Chow(1910〜1980年)旧蔵.
1980年11月25日, Sotheby Parke Bernet (Hong Kong) Ltd., 香港, Lot 82.


出展

「清朝工芸の美−秀麗な清朝陶磁を中心に」大阪市立美術館, 1992年, no. 66.




Jingdezhen ware
Qing dynasty, Kangxi mark and period
H. 4.6 cm, Dia. 25.2 cm

PROVENANCE

Edward T. Chow (1910–1980) Collection.
Sotheby Parke Bernet (Hong Kong) Ltd., Hong Kong, November 25, 1980, Lot 82.


EXHIBITED

Shinchō Kōgei no Bi –Shūrē na Shinchō Tōji wo Chūshin-ni–, The Osaka Municipal Art Museum, Osaka, 1992, no. 66.






SOLD

鮮やかな濃紺が目に映える盤です。紫味を帯びた藍色の美しい釉薬は、茄子の色調に因んで「茄皮紫釉(かひしゆう)」と呼ばれています。さらに見込みと側面には、繊細に刻された雲龍文が潜んでいます。一見しただけでは見落としてしまうこの彫文は、単色釉の美しさを損なわない非常に上品な技法で、「暗花」と表現されます。畳付きに五カ所の釉剥げがあるのは、窯中での固着を防ぐ支えを置いたためでしょう。このパターンは茄皮釉磁に散見されます。釉薬を厚く掛け、紫紺の発色を良化させることを重視していると考えられます。

康煕年間には、このような様々な単色釉の技術が明代から発展、また新たに開発されており、この時代を代表するものとなっています。明時代の単色釉磁に比して透明感がある華麗な清朝磁器の発色は、人工の宝石のようです。この明快な美質から、中国の蒐集家はもとより、欧米や香港のコレクターからも高い人気があります。本作は、上海の著名なディーラー/コレクター、E.T. Chow(1910~1980年)の旧蔵品でした。彼の旧蔵品は優れた明清磁器が中心で、没後競売に掛けられると記録的な売上となったことで知られています。その後、この茄皮紫釉盤は日本へ将来され、大阪市立美術館での展覧会にも出品されました。