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白釉壺

盛唐(8世紀)
高 33.7 cm 胴径 27.7 cm

High Tang
H. 33.7 cm Torso Dia. 27.7 cm




HOLD

大らかな胴部の膨らみを持つ壺は、唐時代のやきものを象徴する器形で「万年壺」とも呼ばれます。墳墓へ副葬され、死後永年に供えられたことからの名称と思われます。蓋の曲線や、宝珠形の鈕を見ても豊かな曲線をしており、この豊麗さが唐時代、特に盛唐期に通底する魅力と云えるでしょう。ほとんどの万年壺は当初共蓋であったと考えられますが、現存するものは多くありません。共蓋の希少性だけでなく、美術的に見ても前述した鈕の造形や、蓋と身が揃ったバランスの良さは共蓋でこそ完成すると云えます。

胎土はやや赤みを帯びたピンク色で、その上に白土による白化粧、さらに淡く緑味を帯びた白釉が掛けられて色彩の三層がはっきりと分かる面白いパターンになっています。全体的に優しい色味が女性的な印象を醸し出しています。

高さが約34センチと比較的大きく、飾り映えする一品です。