マユヤマオンラインギャラリーロゴ
Loading...

白磁盤

初唐(7世紀)
高 3.5 cm 径 16.8 cm

来歴

Bluett & Sons, ロンドン.




Early Tang 
H. 3.5 cm Dia. 16.8 cm

PROVENANCE

Bluett & Sons, London.






SOLD

初唐の頃の白磁盤です。側面が緩やかなカーブを描いて立ち上がる浅い洗形で、底は平底です。一見、丸みを帯びて優しい印象ですが、厚みも重みもしっかりあり、とても堅牢な作りをしています。裏を返すときめ細かい胎土は固く焼き締まっていることがよくわかります。この力強い造形は、隋から初唐にかけての白磁の特徴の一つと考えられます。また、底部を除いて全体に施釉されている青味のある透明釉にも、隋から初唐にかけて釉薬が黄味を感じるものから青味のあるものへと変遷していくという時代の特徴が見てとれます。

中国で(せつ)とも呼ばれる本作の器形は唐三彩にも見られ、この時代の金属器を模していると考えられますが、万年壺などと比して伝世している数はさほど多くありません。殊に唐白磁ではなかなか見られないため、稀少な品です。

本品をかつて扱ったロンドンのBluett & Sonsは、学術的視点を持つ鑑定眼の高い古美術商として知られ、イギリスに於ける中国陶磁研究の発展に寄与したと今も高く評価されています。その顧客には、イギリスの名だたる美術館、博物館はもちろんのこと、Percival David、George Eumorfopoulos、Gustav VI Adolfといった名コレクターが名を連ねていました。