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白磁兎耳壺

初唐〜盛唐(7世紀後半〜8世紀前半)
胴径 12.8 cm 高 10.7 cm

来歴

1971年3月2日, Sotheby & Co., ロンドン, Lot. 109.




Early Tang–High Tang
Torso Dia. 12.8 cm H. 10.7 cm

PROVENANCE

Sotheby & Co., March 2, 1971, London, Lot. 109.






SOLD

唐時代の初期に製作された白磁の壺です。唐代らしいふくよかさを持ちながらも、張り詰めた緊張感を失っていないのは初唐期の美術の特徴と云えます。高台際が斜めに削られており、作りの丁寧さが窺えます。精緻な胎土はよく焼き締まり、非常に硬質な印象です。この土は元々白いものですが、さらなる白さと肌理の細かさを求めたためか、胴下部まで白化粧がなされています。

この作品に特徴的なのは、何と言っても肩部に付けられた耳にあります。これらの耳は型作りで作られた兎が向かい合う、唐代独特の器形で「兎耳壺」と呼ばれます。なぜ兎の形をしているのかは不明ですが、穴が空き肩に付くことは、装飾性と実用性を兼ね備えていたと考えられます。

1971年にサザビーズで競売に掛けられた来歴を伴っており、古くから出土し伝世していたことが分かります。鑑賞陶器として非常にレベルの高い逸品ですので、是非お勧めいたします。