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白釉紅緑彩双魚文盤(宋赤絵)

磁州窯系
金(12〜13世紀)
高 2.9cm 径 18.0 cm 

来歴

繭山龍泉堂, 1940〜1950年代.
愛媛文華館.
北山美術店.


出展

「開館記念 漢・六朝・唐・宋名品展」愛媛文華館, 1955, no. 24
「特別展 白と黒の競演—中国・磁州窯系陶器の世界—」大阪市立美術館, 2002, no. 2-127.




Cizhou type ware
Jin dynasty
H. 2.9 cm Dia. 18.0 cm

PROVENANCE

Mayuyama & Co., Ltd., Tokyo, 1940-1950s.
Ehime Bunkakan, Ehime.
Kitayama Fine Arts, Tokyo.


EXHIBITED

Kaikan Kinen, Kan, Rikuchō, Tō, Sō Meihinten, Ehime Bunkakan, Ehime, 1955, no. 24.
Special Exhibition Charm of Black & White Ware; Transition of Cizhou Type Wares, the Osaka Municipal Museum of Art, Osaka, 2002, no. 2-127.






SOLD

金時代に磁州窯系の窯で焼かれた双魚文の盤です。一般に宋赤絵と呼称される部類に属し、白化粧を施した上から透明釉をかけて焼いた後、赤や緑の土絵具で文様を描き、低火度で再び焼きつけた作品です。宋赤絵は元時代や明時代初期まで作られていたようで、また焼造した窯も、河南省、山西省、山東省などに広く分布するため、作行や胎土にばらつきがあります。

本作は素地の白さや作行などから金時代、下っても元時代初めではないかと推察されます。宋赤絵は碗型が多い中、本品は盤型であるためたいへん稀少かつ魅力的です。雄渾な双魚に盤型という組み合わせから、すっきりとした快活な力強さを感じさせる作品です。擦れて落ちやすい赤絵部分もよく残っており、緑部分も一部煮えてしまっている箇所はあるものの良好といえます。

1940年代後半から50年代前半に繭山龍泉堂が扱い、一度は美術館に納まったと考えられます。その後大阪市立美術館で催された磁州窯の大展観「特別展 白と黒の競演—中国・磁州窯系陶器の世界—」(2002年)に出陳されており、まさに美術館での鑑賞にも耐えうる作品といえるでしょう。