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白釉五線文双耳壺

磁州窯系
北宋〜金(11〜12世紀)
高 10.6 cm 胴径11.7 cm

Cizhou-type ware
Northern Song – Jin dynasties
H. 10.6 cm Torso Dia. 11.7 cm


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HOLD

北宋末頃に磁州窯系の窯で焼かれた鉄線文を施した白釉の双耳壺です。北宋期において鉄線文で装飾された作品は稀にみられますが、その殆どが三本線によるもので、本作のような五本線の作例は極めて少ないです。

鉄線文上部をみると、右から一本目の上部が延びて中ほど(右から三本目)まで繋がっているのが分かります。さらに中央三本の上部には三つの点が打たれています。一見すると偶然の文様にも見えますが、同じ規則制の基、四ヶ所すべての文様が同様に描かれています。さりげない文様にも見えますが、実はよく計算されていて、そこに北宋の美意識を濃厚に感取することができます。それは同時代の書画にも通じるバランス感覚で、こういった感覚が北宋士大夫の精神には通底していたと考えられます。

本品は戦前期に繭山龍泉堂で取り扱われており、当社でも高い評価をしていたのではないかと思われます。玄人好みの一品です。