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黄釉暗花団花文碗

景徳鎮窯
清 康熙在銘(1662〜1722年)
高 6.1 cm, 口径 12.0 cm

来歴

A. R. Ashwell旧蔵.
Bluett & Sons, ロンドン, 1935年.
Basil Drewe(1894〜1974年)旧蔵.




Jingdezhen ware
Qing dynasty, Kangxi mark and period
H. 6.1 cm, Mouth Dia. 12.0 cm

PROVENANCE

A. R. Ashwell Collection.
Bluett & Sons, London, 1935.
Basil Drewe (1894–1974) Collection.






SOLD

清康熙年間には御器廠が再興され、様々な釉薬が改良、開発されました。特に「黄」は、皇帝の色として伝統的に歴代官窯で焼造されてきた色で、数ある色の中でも特に格の高い色とされています。明の弘治年間は爽やかな黄、嘉靖年間には重厚な黄など、同じ黄釉でも時代ごとに異なった美しさを持っており、鑑賞の楽しみがあります。康煕年間の黄釉は華やかさと力強さを兼備しており、清初の気風を反映したものと云えるでしょう。

高台が直線的でやや高く、小さく引き締まった器形は官窯らしく端正です。口縁部が僅かに外反したラインも、繊細な造形を感じられます。暗花の文様は、瑞雲と花文を側面と見込みに配して上品さを引き立たせています。同手品は市場で散見されますが、シルエットや文様に微妙に差異があり、本作は特に優秀なものと云えます。

口縁部からのニューがありますが、その点を差し引いても上質で価値ある一品です。イギリスのA. R. Ashwellから1934年にロンドンの名ディーラー、Bluett & Sonsが入手し、翌年にBasil Dreweに納めたことが分かる来歴も貴重です。