MAYUYAMA ONLINE COLLECTION
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青磁碗

隋(6〜7世紀)
高 8.3 cm 口径 14.0 cm

Sui dynasty (6th–7th centuries)
H. 8.3 cm Mouth Dia. 14.0 cm




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ガラス質の釉薬が美しい隋代の碗です。青磁は江南地方の越州窯を中心に発展してきましたが、南北朝時代には華北でも青磁が作られるようになりました。西晋や東晋の越州窯青磁は重厚な色彩でしたが、南朝から隋代になるにつれて明るく透明感が強くなり、ガラスのような煌びやかな青磁へと変化します。本作の釉調はまさにそのようなもので、青磁の華やかさと氷裂の景色が魅力的です。

器形に伸びやかさが感じられ、全体に堂々とした印象です。隋は約300年ぶりに中華を統一するという大業を成し遂げた時代であり、その時代の作例からはどこか同時代の気分の大きさが感じられます。