MAYUYAMA ONLINE COLLECTION
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三彩兎耳壺

初唐〜盛唐 (7世紀)
高 18.3 cm 幅 20.6 cm

来歴

Gian Francesco Giaquili Ferrini 旧蔵.


出展

Mario Prodan『La Poterie T’ang』Arts Et Métiers Graphiques, 1960年, 図版XXX.
亀井明徳『中国陶磁史の研究』六一書房, 2014年, p. 185, 挿図3-22.




Early Tang–High Tang (7th century)
H. 18.3 cm W. 20.6 cm

PROVENANCE

Gian Francesco Giaquili Ferrini Collection.


EXHIBITED

Mario Prodan, La Poterie T’ang, Arts Et Métiers Graphiques, 1960, pl. XXX.
Kamei Akinori, Researches in Chinese Ceramic History, Rokuichi Shobo, 2014, p. 185, fig. 3-22.




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豊かな器形の上に、鮮やかな色釉が散りばめられた美しい壺です。中国史上最も華やかな時代とも云える唐代の逸品です。唐時代の時代性が反映されたような、気分の大きさが感じられる器形の輪郭は同時代の文物に通底する特徴であると云えます。肩に付いた双耳は兎が伏せたような面白いデザインで、これは不思議と唐代にしか見られません。この種の壺は兎耳壺とも呼ばれています。

さらに配色の見事さには特筆すべきものがあります。全体に薄い藍色で線状に彩色した上に褐釉と緑釉が飛雲のように配され、またそれらの色彩が自然と混ざり合って抽象絵画のような趣きとなっています。滲みや暈しを巧みに活かした唐三彩の優品は数多く世に遺っていますが、本作のような色彩のものは類例が殆どなく貴重な一品です。

欧州のオールドコレクションであった本作は1960年出版の書籍にも所載されており、同書に収まる欧米の美術館の名品達とも遜色ない一品です。