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灰陶加彩宝相華文壺

六朝(6世紀)
高 27.2 cm 胴径 22.2 cm

来歴

山口謙四郎(1886~1957年)旧蔵.


出展

大阪市立美術館.




Six dynasties (6th century)
H. 27.2 cm Torso Dia. 22.2 cm

PROVENANCE

Kenshirō Yamaguchi (1886-1957) Collection.


EXHIBITED

Osaka City Museum of Fine Arts.






豊かな張りのある胴部に大きな宝相華を、肩部には色とりどりの蓮弁が描かれた非常に幻想的な雰囲気が漂う一品です。全体の意匠や色彩からどことなく仏教的な香りが漂い、六朝の仏像を見ているようなそういった強さのあるやきものです。現在も彩色が残っていますが、往時は非常に華やかな器物であったでしょう。造形も唐時代によく見られる万年壺に似ていますが、口が小さく引き締った、やや古格がある形状です。

旧蔵者山口謙四郎(1886~1957年)は関西を代表する蒐集家で、現在大阪市立美術館の所蔵となっている石仏のコレクションは非常に有名です。それらを見ると北魏の仏像に特に優品が多く、氏の愛好したものは華やかなだけではなく深淵さも兼ね備えたものだったのでしょう。この加彩壺もまさにそういったもので、中国陶磁の奥深さを感じる作品です。