MAYUYAMA ONLINE COLLECTION
Loading...

加彩騎馬人物

北魏(6世紀)
高 29.5 cm

来歴

山口謙四郎 (1886〜1957) 旧蔵.
杉山陶樹堂.




Northern Wei dynasty (6th century)
H. 29.5 cm

PROVENANCE

Yamaguchi Kenshirō (1886–1957) Collection.
Sugiyama Tōjudō, Tokyo.




価格はお問い合わせください
Please contact for price

HOLD

馬上で楽器を演奏する楽人の姿を象った陶俑です。6世紀頃、華北を治めた北魏で作られたと考えられます。馬上の人物は同時代の仏教彫刻に見られるアルカイックスマイルを浮かべ、優しく静謐な美を湛えています。

精悍な馬の顔は厳しく、写実的な要素があります。この表現の淵源は中近東の石彫の影響、さらにはギリシア彫刻にあると思われ、仏教が伝来、流行するとともに流れ込んだ西方の彫刻的表現と、東洋的な精神性が見事に融合したものと云えるでしょう。本作は北魏美術の美質を示した好例で、陶俑の次元を超越した逸品です。

旧蔵者である山口謙四郎(1886~1957年)氏は、日本屈指の仏教彫刻コレクションで知られています。その旧蔵品の多くは現在大阪市立美術館の所蔵となっており、特に北魏の作例に多く優品が見られます。この騎馬人物にも山口氏の厳しく高い見識が感じられるのは必然でしょう。山口氏の手を離れ、その後杉山陶樹堂の扱いとなりました。