MAYUYAMA ONLINE COLLECTION
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黄釉加彩女子

初唐(7世紀)
高 18.6 cm 

Early Tang (7th century)
H. 18.6 cm




HOLD

官女を摸した陶俑です。初唐の頃につくられました。高く結い上げ髷、整った目鼻立ち、頬の柔らかさまでも映し出すように表現された容貌。衣も肩から袖に掛けてのドレープや胸元から長く下がるリボンの質感までが優美に造形されており、官女の閑雅さが匂い立つようです。本作には初唐期らしい洗練された造形性が看取され、それは北魏期を端緒とする六朝的な美意識に立脚しています。。盛唐以降に多く見られる三彩俑では、その見どころが造形のダイナミックさと釉色の華やかさへと移行していくことを鑑みると、六朝からの典雅な風が完成に至った時代の作品とも云えましょう。

中国では古代から、死後も生前と同じ生活が続くと信じられていたため、王侯貴族が亡くなった際には、冥界で彼らに使える臣下らを人殉として埋葬していました。それが、春秋時代の頃に陶製の人俑を代替とするようになりました。発掘当初は副葬品ということもあり忌避されていましたが、後に、その高い造形性から市場でも高く評価されるようになります。