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白釉紅緑彩牡丹文碗(宋赤絵)

磁州窯系
金(13世紀)
高 6.0 cm 口径 15.2 cm

来歴

繭山龍泉堂, 1940〜50年代.




Cizhou type ware
Jin dynasty
H. 6.0 cm Mouth Dia. 15.2 cm

PROVENANCE

Mayuyama & Co., Ltd., Tokyo, 1940 - 50s.






13世紀に磁州窯系で作られた牡丹文の茶碗です。このタイプは宋時代頃に製作された赤絵作品、という意から「宋赤絵」と通称されています。

一見して目を惹くのは、見込みに大きく描かれた牡丹文です。迷いなく手慣れた筆致で、非常にダイナミックに描かれています。宋時代のやきものは劃花や刻花といった彫技が加飾技法の中心でしたが、宋赤絵によって用いられ始めた彩絵によって、彫りの堅牢さとは異なった描画のスピード感、大胆さを獲得したことはこの品物からも存分に看取されるでしょう。宋赤絵は器面上に描いて焼き付けるため、彩色が剥落しやすいことが難点ですが、本作は赤の状態が抜群に残った非常に良い状態と云えます。

見事な描画に目を奪われがちですが、器形には宋磁に通底するシャープさがあります。高台は一般的な宋赤絵の碗と比べて細く、引き締まって緩い面がありません。実際にお手に取られて、器胎の良さも感じていただければと思います。