MAYUYAMA ONLINE COLLECTION
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褐釉梅瓶

当陽峪窯
北宋(11世紀)
高 38.4 cm 胴径 21.6 cm

来歴

繭山龍泉堂.
中國陶瓷美術館旧蔵.




Dangyangyu ware
Northern Song dynasty (11th century)
H. 38.4 cm Torso Dia. 21.6 cm

PROVENANCE

Mayuyama & Co., Ltd., Tokyo.
The Chinese Ceramics Museum, Usuki.






高さ40センチに迫る、堂々たる黒褐釉の梅瓶です。器の肩に近い部分が強く張り出し、そこから裾に窄まってく逆三角形の美しいプロポーションです。器形に緩みがなく、緊張感が感じられる優品と云えるでしょう。全体に弦文が施されており、その凹凸に溜まる釉は絶妙な表情となっています。

宋代の黒褐釉瓶には、もう少し細長く肩が落ちた少し下手なものなどが散見されます。一部は遼磁とされるものもあり、広く華北の諸窯で黒釉系作品が作られたと思われます。しかしながらこの梅瓶のような力強い造形のものはめったに見られません。造形の優れた梅瓶は河南省当陽峪窯の出土例に見られることから本作も同窯の産である可能性が考えられます。

この梅瓶を旧蔵した中國陶瓷美術館は大分県臼杵にあった美術館で、古代の彩陶から清朝磁器へ至る各時代の陶磁器を包括した美術館でした。