MAYUYAMA ONLINE COLLECTION
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灰陶加彩鳥

前漢(前1~1世紀)
高 12.5 cm 長 14.6 cm

Western Han dynasty (1st century BC–1st century AD)
D. 12.5 cm L. 14.6 cm




古代中国においては、死後の墓中で被葬者に供するための土偶、俑を副葬する風習がありました。最も著名なものは、秦の始皇帝による「兵馬俑」でしょう。続く漢時代にも厚葬の風は引き継がれ本作のような作品が作られました。中でも動物俑は比較的多く作られており、どれもほほえましい魅力があります。これらの陶俑は20世紀初頭に中国が鉄道敷設工事などで開発され世に現れると、その造形性の高さを評価した欧米や日本の蒐集家によって、たちまち鑑賞陶磁の一ジャンルとなりました。

漢代俑の特徴は、単純化された造形でありながら、ものの本質を捉えた強さを持っているところにあります。本作はまさにそういった一品と云えるでしょう。ふくよかな体躯と小さな頭部、立派な尾が絶妙なバランスで構成されていることが見て取れます。さらに簡略な線で尾羽が表現されていますが、羽は細い線刻であるのに対し、尾羽はより深く斜めに凹凸を付けることで立体感がより強調されています。随所に陶工の熟達した表現が感じられます。