MAYUYAMA ONLINE COLLECTION
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黄釉加彩騎馬女子

初唐(7世紀)
高 29.7 cm 長 24.1 cm

来歴

Desmond Gure(1905~1970年)旧蔵.
Arthur M.(1913~1987年)and Else(1913~2000年)Sackler 旧蔵.


出展

「The Arts of the Tang Dynasty」The Oriental Ceramic Society, ロンドン, 1955年, no. 54.
「3500 Years of Chinese Art: Ceramics from the Arthur M. Sackler Collections」Israel Museum, エルサレム, 1987年.


所載

『Transaction of the Oriental Ceramic Society. 1954, 1955. Vol 29』The Oriental Ceramic Society, 1957年, pl. 33.




Early Tang (7th century)
H. 29.7 cm L. 24.1 cm

PROVENANCE

Desmond Gure (1905–1970) Collection.
Arthur M. (1913–1987) and Else (1913–2000) Collection.


EXHIBITED

The Arts of the Tang Dynasty, The Oriental Ceramic Society, London, 1955, no. 54.

3500 Years of Chinese Art: Ceramics from the Arthur M. Sackler Collections, Israel Museum, Jerusalem, 1987.


LITERATURE

Transaction of the Oriental Ceramic Society. 1954, 1955. Vol. 29, The Oriental Ceramic Society, 1957, pl. 33.






SOLD

非常に端正な造形を備えた黄釉加彩の俑です。黄白色の釉薬を掛けた上に加彩を施した「黄釉加彩」は隋から初唐期に生み出されます。魏晋南北朝期の俑に見られた灰陶加彩から続く写実性と加彩に加え、白磁のイメージの影響を受けて誕生した新しいスタイルの俑です。素胎も紅胎ではなく、白土を用いられる等、釉の発色を際立たせる工夫が施されています。

特筆すべきは造形の美しさです。当時女性の間で流行した胡服でしょうか。女子俑の面幕は布の重なりや皺が丁寧に柔らかく表現され、胸部の上着も立体的な造形が施されています。容姿も端正で生気を感じさせます。馬も同様に写実的な顔立ちで、たてがみの柔らかい毛並みと併せて丁寧に造形され、名馬の風格が漂います。臀部から伝わる脚は力が漲るように造られ、今にも駆け出しそうです。本作では加彩が殆ど剥落してしまっていますが、そのことでかえって純粋な彫刻作品としての魅力が感じられる一品と云えるでしょう。

当作品を所有していたDesmond Gure(1905~1970年)は玉を始めとして陶磁器、金属工芸も含み蒐集した大コレクターです。当品は1955年に行われたThe Oriental Ceramic Society主催の唐代の美術展にて展示されました。その後、Gureのコレクションの大部分は20世紀初頭のコレクターとして有名なArthur M. Sackler(1913~1987年)に引き継がれます。そのコレクションはArthur M. Sacklerギャラリーに展示され、今尚、人々の目を愉しませています。