前田青邨(1885〜1977年)旧蔵.
Maeda Seison (1885–1977) Collection.
金時代頃に作られた愛らしい褐釉の犬です。窯は判然としませんが、こういった小さな陶製の動物は子供の玩具であったと云われており磁州窯をはじめ諸窯で作られたようです。白化粧をたっぷりとかけることで下地を白くしており、褐釉の発色も鮮やかです。
両耳を垂らした姿からは、温和な雰囲気が看取されます。全体的に丸みのあるラインが親しみやすさを増幅しています。後ろ姿も可愛らしく、短い尾とお尻がチャーミングです。日々飾って楽しみたい作品です。
箱には日本画家前田青邨(1885~1977年)の印があり、氏の旧蔵品であったことが示唆されます。