MAYUYAMA ONLINE COLLECTION
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青磁鶏舎

越窯
呉〜西晋(3~4世紀)
高 7.3 cm 長 9.2 cm

Yue ware
Wu kingdom-Western Wei dynasty (3–4 centuries)
H. 7.3 cm L. 9.2 cm




鶏舎を模った青磁のミニチュアです。一羽は入り口から首を覗かせる様が愛嬌たっぷりに表現され、もう一羽は雄々しく羽を広げて堂々たる姿です。特に鶏舎の屋根に乗る一羽は尾羽の先に至るまで力強さが感じられます。俵を半分に切ったような建物は自由な線刻のみで加飾されていますが、それがかえって素朴な鶏舎の雰囲気をよく伝えています。

漢時代の終わりに青磁は完成をみたと云われています。その後呉から西晋頃にさらに発展し、萌黄色の柔らかな色調を生み出しました。本作の鶏舎前面は釉薬の剥落がありますが、側面と背面の釉薬は良好で焼造時より変わらぬ美しさを今伝えています。

この鶏舎には古い支那箱(布貼りの箱)が付属しています。清末民国期へも遡ろうかという丁寧な作りの箱で、本作が鑑賞陶磁器の黎明期より愛好されてきたことが偲ばれます。